九州の巨大な果物 晩白柚 バンペイユ

こんな果物があるとは・・・

去年旦那の実家に帰省した時に畑に一つでっかい実がなっていて、お父さんが「俺は食べない」とか言ってたのものを送ってきました。多分採れてもいらんという事なんだと思うけど、これ何個もあっても大変だろうな。

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どう調理したらいいのかネットで調べました。「ばんぺいゆ 皮」で検索したところ、白い綿部分も砂糖漬けにして食べるとのこと。まじかーーーと。

とにかく皮が厚く、アク抜きをしっかりやらないと苦味が多いとのこと。

 

結果から言うと、白綿部分も何度もアク抜きをし、水分を絞ってとってから砂糖と水を溶かしたものに和えて汁気を飛ばしてからさらに砂糖をまぶして、、とやりましたが、砂糖の多さに無理でした。私の好みではなかったという事で外皮と果肉のジャムもどきにチャレンジ。

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この皮の剥き方にも決まりがあるようです。両端を切り落とし、包丁で8等分にした切り込みをいれてから剥いていきます。綺麗に剥けます。そして白綿をしっかり削ぎ落とす。そのあと何度もアク抜きです。

 

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アク抜きを何度かしたあと、今度は水にひたして一晩さらにおく。

 

そしてアク抜きをしている間に果肉をとりだしていきます。

 

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夏みかんよりも実が出しやすく、種もないのでするすると取り出せます。またこの量がものすごい量。ほぼ600gから700gくらい。外皮もいれると一キロ超えです。

私は果肉とレモンで軽くミキサーで細かくして下準備。

1日置いた外皮を細くカットしていよいよジャムもどき制作へ。

ここで、、サイトなどを見ていたところ、ジャムというのは実の重さの約半量の重さの砂糖を入れるとのこと。。一キロ以上あれば砂糖500g以上。我が家にそんな砂糖はないし、もったいない。でスーパーへ買いに走りました。それでも500gの砂糖を見たら「無理だ、、この一袋を鍋に入れるなんて・・・」とひるんで、、なんと100gくらいしか入れられませんでした。

ジャムって砂糖のねっとり感や水分でジャムになるんですよね。

私の場合「ただのちょっと煮たやつ」になりました。でもこれでも十分です。

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砂糖100g, 艶が欲しかったのでハチミツを大さじ5くらい入れてレモン汁だけで煮詰めて完成!

程よい甘さと酸味。美味しい!!

 

で、これをフルーツの上に乗せたり、あとはドレッシングにも!これが中々合います。

レモン汁、オリーブオイル、はちみつ、塩胡椒のドレッシングにこの晩白柚の煮たものを入れるとさらにフルーティーさがはいり、サーモンには特に合います!

砂糖をあまり入れていないから出来る事なんだと思いますが・・・

 

大掛かりな作業。

アク抜き、寝かして二日は準備にかかる。

これは九州ではポピュラーな果物みたいですが、多分静岡にはないと思うしまだ知らない食べ物があるんだなーと実感。