家探しは難しい

十回くらいは引越をしているのだけど「ホントここ最高!」とまでは思えず、どこかで何かを妥協する。でも妥協する部分が引越をするたびに減っているのが事実。何かが最高で何かが妥協。
前の恵比寿の家はリビングが広く、システムキッチン、センスも良い(大家さんがセンスが良かった)。ただ、、、一軒家だから壁が薄い。二階の音が丸聞こえ。携帯のマナーモードがブルブル言っているのが分かるくらい。
今はバルコニーがむやみに広いけど眺望が最高。縄跳び出来るバルコニーも中々ない。

考えたら大家さんが同じマンションに住んでいるという事がほとんどで、それが安心にもなっているみたい。今も毎日大家さんや管理人のおじさんと立ち話をする日々。
家探しは本当に難しい。
とにかく冬は寒いマンション。古いからなのかすきま風がどこかしらか入って冷え冷えーー。冬になると夏は風通しがよい部屋が逆に寒いーーーなんでこんな寒いのおっていうお部屋になってしまう。
お湯も昔設置した電気温水器が設置されていて決められたお湯の量しか使えない。
だから冬は週に何度かは銭湯にいっているわけです。(あの蒸気が気持ちいいんですよね〜)
一体この寒いマンションで他の部屋の人はどうしているのか??私たちの疑問だったわけですが、先日隣のおばちゃん(でも同じ年くらいかなあ、私もおばちゃんということか・・)とエレベーターで一緒になった時。
「あの、電気温水器どうですか?」唐突に聞かれ、、どうって。。。「夜になるとぬるくなりますよねえ」「うちは壊れて去年付け替えたら量が100リットルも減って突然水だけになることもあって。。。」「ええええええ」「水圧とか弱くないですか?」「弱くて入居した時に弁を変えたんですけど、それでも普通よりは弱いですよお」「そおですよねえ!やっぱり弱いですよねえ」「弱いから石鹸とか残るんですよねえ」「そうそう!!!」「なんか換気扇も音が時々変だし」「うちもそうなんですよ!」「やっぱり古いから全部ガタガタしてますよね」
延々と立ち話になってしまった。
壁も賃貸だから厚くなく、隣のおばちゃんの外まで響き渡る「ビエーーーーッックション!!」クシャミやら大音量でかける小田和正に「ううう」となっていた私だが初めて普通に話をして「なんだ普通に話せる人なんだ」と嬉しくなりました。
だけど、やっぱりみんなこのマンションで暮らしながら苦労してんだなあと。ほんと家って難しいよなあと思いつつ・・・。冬になるとマンションを中古でも買った方がよいんではなかろうか?となるのだけど、何軒か見学に行っても何かしら妥協しなきゃいけないなあと思う所があって妥協を覆すほどのメリットが無いまま決断が出来ず。。。