やられたーって感じ ★★★★

幻影師 アイゼンハイム The Illusionist
エドワード・ノートンポール・ジアマッティ (サイドウェィ)の二人に思いっきり騙されてしまいました!

幻影師 アイゼンハイム [DVD]

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「目に見えるものばかりがすべてではない、という不思議な感覚」と監督・脚本のニール・バーガーが言っているように、、見事に引き込まれてしまう映画。
「ただ。一緒にいたいだけ」その気持ちがここまでの事をしてしまう。ここまでしないと身分が違う二人は一緒になれない。ポール・ジアマッティ演じる警部・ウールの視線で映画が進み、、その警部の視線で観客も動いてしまう。。見事にひっかかってしまった!
どこまでがトリックなのかと思ってしまうが、、最後のオチで「あああ、、ここまでトリックだったのか!」と映画の警部・ウールのように思ってしまうのと、、何故か、、警部・ウールと同じように爽快な気持ちになって騙されてしまったのに笑顔になってしまう終わり方!
多分、みんなが心のどこかで結ばれるはずのないこの二人が一緒になることを思い、こういうエンディングだったらうれしいなと思ったからだと思う。
いやーーこれはもったいないなあ。タイトルもよくないし、、どう売ったらいいか難しい映画。でも、見ると「おもしろかったね」って言える映画。映画全体に流れる暗い音楽もシーンも、何故か気にならなくなるから不思議。
さすがエドワード・ノートン!!