タッチ ダニエルキイス, Daniel Keyes,

アルジャーノンに花束を」を読んだのが、中学だったのかもしれなくて、それから初めてのキイス作。
アルジャーノンに花束を」があまりにも衝撃的で、なんとなくこの作家の本は遠ざけてしまっていた。
「タッチ」は、放射能汚染に思いがけずに自分たちがなってしまった夫婦の話。これを読むと、もしかしたら、汚染されている人は知らないうちに身の回りにいたとしてもおかしくないし、企業も汚染された人たちへの配慮があまりないから一番大切なところを隠している傾向があるんではないかと思ってしまう。
人間が自分達の手で住んでる地球を破壊していっている現在。色々なところで地域破壊が進み、じわじわと環境汚染が広がっている。
人事じゃないよなあって思う。

タッチ