ほとんど一人芝居 GRAVITY ☆☆☆☆

昨年から見たいと思っていたゼロ・グラビティ。「無重力」。。海外のタイトルはGRAVITYのみで「重力」。何故日本版はゼロをつけたのか??意味不明ですが・・・。

いやー見終わった後、疲れがドット出ました。そして買ったアイスコーヒーのほとんどが残っている状態。全く何かを飲む気持ちにならない映画。そりゃそうです。出ている二人は呼吸が出来るかどうかの瀬戸際の中で帰還するために闘っているのに水なんか飲んでられないーーー!
この映画のいい所は本当に二人のみ。サンドラブロックとジョージクルーニー、しかもクルーニーはあっけなく死んでいくのでサンドラブロックの一人芝居!!!ヒューストンの渋い声にエド・ハリスというなんとも贅沢な使い方をしておる映画。これを見ると声ってすごい重要で、ヒューストンからの声がエド・ハリス、、うってつけです。吹替で見たくない映画だなあ。
男子と女子の違いが出ると思う。死んでもいいから一度は宇宙に出てみたい男子ってすごく多いと思うのですが、宇宙に対する憧れやロマン?女子にはそこまでの思い入れが無いので、やっぱりキレイな宇宙と怖い宇宙と半々の思いが入り乱れます。ダイビングの自分だけの呼吸しか聞こえないという感じで、呼吸音と効果音のみで一時間半をグイグイ引っ張っていく映画。短いのも良かった。この調子であと三十分あったら疲労困憊!
隣のダーリンは飛んでくる物体をよけるのに必死でのけぞってるし、反対の隣の知らない男子は興奮しているのか息が荒い!!ちょっとシーンが落ち着くと大きい「ふうー」という息がもれ、、、男子ってチョー感情移入している様子でした。毎回クールな飯山さんも終わった時に「つ、疲れた」しかし満足感いっぱいの笑顔で言うくらい。。かなり緊迫感のある、あり得ないでしょーっていう展開なのだけど、宇宙にいる錯覚に陥る映像でした。
相当なお金をかけていると思いますが、二人だけっていう、しかも顔がほとんど分からないとなると、声の演技と目の動きとか、、そんなもんで勝負しなきゃならん。。。これは作る側も相当賭けに近いものだったのでは??
見る価値あり。3Dで見るのがオススメ。
今週はもう一本見る予定。ヨーロッパ映画。こちらは多分終わった後に後味がわるーい「えーーーなんでこんな未来が見えない終わり方???」って言いそうな、でもこれぞヨーロッパ映画というものだろうな。