普通は、、、あり得ない

父上が亡くなって三週間近く。またゴミダメのような家を掃除しに実家へ。今回は雑誌と本を整理。
通販で買うと段ボール、付随してカタログ、チラシがセットでやってくる。そのチラシやカタログを捨てればいいのに積んでいくから物は増えていく。
父上の靴下。普通は誰も履かないし捨てればいいものを母上は妹がはくかもしれないから取っておきましょう。(いらないでしょ、普通!!)

ネクタイ箱には100本近くあるネクタイ。ネクタイを見れば誰が買った、このネクタイはこの時に買った、、などと思い出話。これないっしょ!総クリムト柄!「そおー?素敵なのよーコレ」いやーそうは見えない(汗)。。母上は神戸育ちのせいか派手な柄やアート的な柄が多い。私は幾何学的な模様をプレゼントしていた事が多い。結局みんなでネクタイを何本か選んでもらうことに。「イインジャナイ?コレ」裏をひっくり返し「あーフェンディか、いいと思った!」「これもいいんじゃない?」裏をひっくり返し「あーアルマーニか!」一応裏を見て選ぶ!次男の嫁は「これ、クリーニングに出して箱に入れて新品にみせかけてプレゼントって言ってあげようかな〜」いいんじゃない?わからんよ!って言いつつ。
しかし、物だらけのこの家。中々掃除が進まない。私と彼は隣の病院の病室で寝るのだが、彼のベッドのシーツや掛け布団を探して全部の部屋を見ていたら「自宅用」という部屋にあった掛け布団。ちょうどカバーもかかっていたし使えるんじゃないの?でも誰が使ったかわからんから顔はつけない方がいいと思うよーとアドバイスして翌日。妹が、「もしかして、父上が亡くなった時に和室で使った掛け布団かも!!(つまり父上にかけていたという事)」「普通捨てるでしょ!!」「いやー確か自宅用っていう部屋に置いた記憶があるんだよね〜」「くさくなかった?」「首締められた感覚とか無かった?」みんなから質問攻め。隣でヒクヒクしている彼は「いやー顔はつけるなって言われて寝ましたから大丈夫です」そして三時間くらい経った後母上が思い出したように「やっぱりお塩で清めましょう」庭で彼に塩をかけていた。うーん。遅いでしょ!!!