この邦題でいいんだろうか? 「恋するベーカリー」☆☆☆

最初のオープニングで原題が出て隣にいた彼が「え!!」ふっふっふ!そうなんだよ、原題は全然違うのよと話しつつ始まった。
原題の意味で観れば、この映画の言いたい事はなんとなく分かるのではないだろうか?It's Complicated(複雑)が原題であります。
年を取って分かる事もある、会話の中にもあったけど男性は50を過ぎて出来る気持ちの余裕があり、そこから気がつく事もある。相手に対して素直になれる部分もある。そこがオチャメでけっこう笑える。恋をすると元気になる大人の二人が可愛い。ただ、女性にとってみれば、、もう時遅し。なのであります。仕事が出来る男ほど家庭を顧みないという人も多い。そのズレは埋め直そうとしてもかなり難しい。だけど、家族にはなれる。でも、その感情はまた違うものになる。これは不思議なものである。自分の家もこんな家庭だったわけで、同じテーブルで食事をすることは出来ても、もし母親が父親とまた恋に落ちたのと言ったら、映画の子供達と同じく、、、祝福はしないだろうし出来れば他の人と恋愛をしてほしいと思うだろう。母親が言っていた言葉がある。「今の姿だけを見れば改善したと思う事は出来るけど、昔された事や言われた事は一生忘れる事が出来ない」。長年の付き合いから出来る情、一度は恋して結婚した自分への負い目??色々な思いが交差する。そのために悲しいを思いをした子供達。女は母でもあり女でもある。男は男だけの気持ちの方が多いのかもしれない。分かるよなーという私と、、ラスト復縁しなかった事に「なんで???」という彼。だからIt's Complicated(複雑)なのでしょう。しかし、50代になっても恋をすることって素晴らしいなと思う。といってもすぐに私もそこの年代に入ってしまうんだろうけど、、お互いに異性としてみられるような努力も必要だよねと思う映画でありました。