グレート・ビューティー/追憶のローマ

LA GRANDE BELLEZZA ☆☆

あちこちでいびきが、、、、文化村の客層は高い。50代60代の夫婦、おばちゃん同士の客が多数。かわいそうに、、夫婦で来ていた旦那さんのほうは眠気に耐えられなかったという感じだろうか?
私も知り合いの70歳のおばあちゃんといっても心は若いおばあちゃんと行った。この年で離婚したいとか、好きな人がいるとか、、こういう人だからなのか、、それとも恋愛に憧れてしまうのか、、いつも恋愛もの、、を見たいという話になる。
で、この映画。詩的だし台詞もいいし、豪華絢爛な風景、セレブの生活、見ていると、主人公と同じようにそんな空虚な生活に飽き飽きしてくる。多分寝ていた人たちも同じようなシーンが続くのに飽き飽きしてくるから眠くなっちゃったんだろう。後半から面白くなってきたのだけど、前半に無駄が多すぎ。
もったいないなというのが感想。これをもっと短く、無駄な所をきればメリハリのきいた作品になったのではないだろうか?これをおもしろいという人は、、年齢層が高くてゆっくり進むお話が心地よいということなんではないかな。とも思ったり。
40代には、まどろっこしい。早く終わらんかなと思ってしまいました。
ゴダールフェリーニ、、とくにフェリーニ甘い生活を彷彿させる作品というふれこみだけど、、どうなんだろうね??って。

でも、こんな世界があるんやねえという事だったり、昔の映画のようななんとも言えない後味だったり、詩的な台詞が交わされるところなど、いいところは沢山あるんだけどねって。これが賞を取っているのかーと驚き。