『マダム・イン・ニューヨーク』(English Vinglish)☆☆☆


インド映画三本ご紹介。
ぎりぎりセーフで鑑賞。まあ、こんな感じだろうなという、、想像通りの「まあまあ」の映画でした。ただ、自分が初めて海外へ、しかも英語圏じゃなくてイタリアに一人で行った時、、こういう感じだったよなと思い出して共感してしまった。
カフェでの注文、何から何まで日本と違ってビクビク。。。英語もベラベラじゃないのにいきなりイタリア。。。無謀だったのだけど、、でも、映画と同じように助けてくれる人がいたりして。
インドは独特な文化や国民性があると思う。家族が「家事するだけ」の価値しか感じていない主婦がアメリカへ行き英語を学ぶことで新しい自分を見つけて自信をつけていく。主婦の望みは「家族にリスペクトしてもらいたい」家族はお互いに尊重しあうべきだという思いだけ。これって日本やアメリカやヨーロッパ映画だったら、、、多分自信をつけたらそれまでの生活にピリオドを打ち離婚して新しい恋や仕事へ、、となる終わり方なのに、インド映画は旦那が主婦をリスペクトするようになりハッピーというラストに。
インドの女性は奥ゆかしいし、友人の主婦の人も慎ましい。微笑むという感じで、、映画とダブリました。

マダム〜より何倍もよかったのは、ツタヤですでにレンタル中の「きっとうまくいく」

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本来インド映画は三時間以上あるのが普通。マダム〜は短い方で二時間弱。きっとうまくいく、、は三時間。すべての要素が入った盛りだくさんのいかにもインド映画。
涙あり、踊りあり、笑いあり、、いやーーーエンターテイメントとして文句なしの映画です。
これも見て友人のインド人に色々質問しちゃいましたね。国民性の違いってこういう映画からも伝わるし、、それに対して本当の所はどうなん???って聞ける人がいる環境は有り難い。

そしてこれはインド人の友人は「きらいだ」と言ってた映画。「スタンリーのお弁当箱」

私たちもこれ、、びっくり。。これも「ほんとにこんな先生いたりするのか??」と聞いてしまいました。
インドではお母さんがお弁当を作るのが当たり前。よって、、独り身の人や親がいない人はお弁当を持ってくることが出来ない。突然親が死んでしまって親戚に引き取られ、子供なのに働かされ、お弁当がないばかりに先生から心ない言葉をうけ、、、という話なのだけど、救いなのはクラスメートが本当にいい子ばかり。普通お金持ちの子供って威張りくさるものなのに一番優しく接する。子供の世界の優しい面は、、救われる。。でも、、インドの現実。。子供が働かされているという現状。切ない。この子はたくましく生きていくのだろうが、自分がこの環境だったら生きていけるだろうか??
インド人の友人はインドでも上級のほうに入ると思う。だから、こういう姿の子供を見るのはやはり嫌なんだろうなと思う。。。