アンナ・カレニーナ ☆☆☆★

今日は長年のお友達のおばあちゃんと映画。73歳なのに映画や本、アメリカのテレビドラマでも話が出来る方。うちの母上があと10年たって同じ年齢になったらタダのおばあちゃんだろうに。。。色々な事に興味があるって素晴らしいと思う。
おばちゃんとだと、NCISがさー、メンタリストがさー、、色々と話題は尽きない。
昨年のARTIST以来の映画となりました。

もっとドロドロの映画かと思いきや、、、まず映画の見せ方がカジュアル。舞台セットが移動してくような見せ方でシーンの切替をしている。また舞台セットが豪華で、衣装も豪華だったけど色合いがとてもキレイでした。

ジュード・ロウ演じるアンナの旦那カレーニン。もっと冷淡な役にも出来たはずだけど、心の中の優しい部分が出ていて嫌味な人ではなかった。最後アンナが不倫相手と作った子供も引き取り穏やかなラスト。
アンナの相手役のブロンスキー、この人、髪の毛を金髪にしたせいか、、安っぽい感じ。いや、、何カ月か前に見た「アルバート氏の人生」ではメチャ嫌な役をやっていた人。うーん。
そしてアンナはキーナ・ナイトレイ。確かにキレイなんだけど社交界の華といえるか??最初から娼婦っぽい香り。うーん。キレイなんだけど品がないのかなあ。
話は二つのカップル&都会と田舎を中心に描かれていく。こういうロマンチックな周りが見えなくなるような恋愛憧れますよねー。で、格好良くて地位もあって、、という男性と結婚したがっていたキティ。そのキティがプロンスキーに捨てられ、自分を見守っていてくれたレヴィンと結婚し田舎での生活をしながら愛に溢れた結婚生活を送る。キティが女神に見えましたね。
アンナは社交界の女神だったわけですが、それもガラガラと崩れていく。外見だけというか、中身がない女神だったのかも。何が愛なのか??
ブロンスキーと出会い、恋に落ち、すべてを失っていく中で、一段落すると今度は相手を疑い出し、そして今度は男性も安らげなくなっていく。アンナは死んで相手を苦しめる選択をしたわけですが最初に出会った汽車のシーンと最後の汽車に飛び込むシーン、それもうまく重なっている。
脚本というより原作が素晴らしいんでしょうねえ。
私は周りが見えなくなる恋愛をすると決まって二カ月か一カ月くらいで正気に戻って「あれ、、やっちゃった」みたいな反省をし、、そして終りを告げるという。だから衝動的に付き合うのはなるべくやめようと思っていたもんです。しかし今の旦那とも最初、、こんな感じだったけど、いまだ冷めずにうまくいっているのは、相手が頑張ってくれているからかな。