『いとしい人』☆☆☆


オスカー女優へレン・ハント、監督デビュー作。 “婚活”や“アラフォー”という言葉が流行語となったように、仕事、恋愛、結婚、妊娠、出産…など、選択肢の多い現代の女性にとって、“どう生きるか”がテーマ。
海外は養子や体外受精も日本と比べてオープン。前の旦那の子を妊娠した時に元旦那と今彼も産婦人科で立ち会っている姿なんかは日本では考えられない。
結果的に最後は自分のDNAにこだわっていた主人公は中国人の養子をとる。でも、、顔はおだやかなのです。
私も自分の家族や親にも理解してもらえなくて困るのだけど、正直どうしても血がつながった子供を産みたいってこの主人公のように思えない。なんでか分からないんだけど。。DNAも大事だけどどう育てるかの方が大事な気がする。逆に何故自分の血を持ってないと可愛がってあげられないと言い切るのか分からない。
産みの親よりも育ての親と言われるように、ここは本人達の気持ちなんだろうと思う。ちゃんと受け止められるかって自分の中に確信が出来たら血がつながっていなくても出来るはず。若い時は出来ちゃってそのままいつの間にか自覚が出来てくるかもしれないが、自覚がないまま育児放棄をしてしまう親も少なくない。うーん。。難しいですな。
10代で子供を育てる時には映画「ジュノ」のように家族や周りがみんなで子供を育て産んだ女子も大人になっていくという形だったらきっといいかもしれないが、中々そんな物わかりのいい家族はいないのが現実なんだろうな。
ヘレン・ハントコリン・ファースベッド・ミドラーマシュー・ブロデリック