司馬遼太郎短篇全集1 長安の夕映え

Noura2005-06-19

同居人の知り合いに横浜の妙深寺というでっかいお寺の住職をされている方がいます。
元々仕事で知り合った方ですが、とても仲が良くてお寺の説法になんと同居人が演説した事があります。
同居人がこの450ページある本の8ページくらいをコピーしてそのN住職にファックスしたいということ。
私の本だったので、どのページがそんなに良かったのかな?と思いつつ見ると、私も衝撃を受けた作品でした。この作品だったら分かるなと納得。それくらいズシーンと来る内容なのです。
このお話を読んで私は弟に読んでもらいたいなあと思いました。
両親を大きくなって、疎ましくなるとき、彼女に熱をあげてつい存在を忘れてしまう時、感謝の気持ちを忘れがちなとき、、、この話を読んだら、せつなくなってしまうと思う。
私は仲がよすぎるくらいんだけど、まだまだ足りないくらいって感じてしまう。。。
もっと優雅にエステやマッサージにいかせて疲れをとってもらわねば。。
この短篇集は長篇が苦手な人にもお薦め
司馬遼太郎短編全集 第1巻