とにかく活字好き

Noura2005-02-16

とかく本を読む人が少ない中、たまに本が好きな人に出会うと嬉しくなる。
仕事が出来てもかっこよくても、本を読まない人はまず恋愛対象にはならないほど、判断の基準になっている。
今の同居人は忙しくてもなんでもいつも本を持って歩いている。
知らなくてもいい事なのだけど、知っていた方が人生が100倍楽しくなるのが本。というのが持論。
私もそう思う。本なんてなくてもいいし、生きていけるけど、想像力や言葉のおもしろさなんかは本がいいのではないでしょうか?
タイトルの綺麗さに惹かれて買ったのが「花匂う(にほふ)」以前買ったものが無くなり、ハワイでもう一度読もうと空港で買ったのに着いたとたんコーヒーがこぼれて汚れてしまった。
きっとまた買えという事なんだろう。。
せつない恋心がじーんとくる優しい短編集である。耐え忍ぶとか思いを内に秘めるとか絶妙なんですよね。
同居人が一番好きなのは「樫ノ木は残った」ファンの人はきっとそれぞれの思い入れがある作家なのではないでしょうか?
読み出すと止まらなくなるので実家に帰る時は3冊くらい買って帰り一気に読む。
宮部みゆきの「ぼんくら」を買ってみたが、やっぱり物足りない。
同居人と「時代背景がないからおもしろくないんだよねえ」と話をしていたのだけど
池波正太郎や司馬遼にはどうやってもかなわないし、多分かなわないからその部分を放棄したんじゃないのかなあと思う。
池波正太郎鬼平とかを読むと、当時の人達の暮らしが生き生き書いてあって季節も感じられる。
でも宮部みゆきの本には今一体いつのことを書いているのか全く想像できないのである。。。
多分読み比べてみると分かると思う。
だから、、、、、やっぱり現代の読みやすい本を読むだけでなく一昔のほんとにいい本を皆さんも読んでほしいですね。
忙しくて頭がパンパンになると無性に花を活けて見たりわざとお風呂にゆっくり入って本を読んだりしてしまいます。