キッズ・オールライトThe Kids Are All Right ☆☆☆★


昨日は一日外出していて、ダーリンはテニスでお出かけなので一人自宅でゆるり。
久々にツタヤに行き、新作じゃなくてレンタルできるもので見たかった映画をゲット。
これは公開の時からチェックしていて見たかったのですな。レズビアンカップルの家族のお話。アネット・ベニングジュリアン・ムーアというキャストも魅力。
あらすじは以下のとおり
“2人の母親”という家庭で育った姉と弟。そんな2人が、精子提供者である父親に会う事により、“家族とは何か”を考えていく。2人の母親たちもまた、自分たちの元を離れようとする子どもたちの存在をきっかけに、現在の関係を見つめ直していく。
コメディ風に明るい空気も見やすかったかな。
私としては精子提供者のポールがもっと家族の一員になれたら、、という思いもあったけど、話としては家族のあり方。精子提供者は家族じゃない、侵入者だ!っというニック(アネット・ベニング)の一言なんでしょう。ちょっとこのセリフは違和感があったんだけど、家族を守る男役なのかなと思いつつ。
レズビアンカップルとして描いているけど、問題は普通の男女のカップルと同じ事で家族を維持するという事が難しく、努力がいること、そして許す事が必要なんだという話。認め合うって事ですよね。これって男尊女卑が残る日本ではかなり難しい事かも。若い世代は対等な付き合いも出来るけど中々、、どうなんでしょう?どっかで旦那は嫁の事を認めてない=それが嫁の不満になったりするんではないでしょうか?
どこの家庭も同じく、形態を保つ事は難しい。色々な形がある。アメリカではゲイカップルの子供も沢山いる。映画の子供は、とってもある意味しっかりしていて、普通の家庭の子よりも常識的。日本だと差別的な考えも多いかもしれないけど、子供達がメチャクチャ健全に育っている。
そんな子供達がレズビアンの親に「別れないでよ、いい年なんだからさ」って軽く言いながら、愛されている事を自覚し、愛している事も分かる映画でした。大人だなあって思っちゃいました。
中々普通の男女の親を持つ子供の方がこういうふうに思ってないかもなあって思うような。。。